はるお母の青春①

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はるおは、はるおの母に対して同情する部分があると思いながらも、自分の苦しみや悲しみのツケを、はるおに支払わせたところがあると考えています。はるおが子供の頃は、暴力やモラルハラスメントによる躾は、今ほど非難されるものではなく当たり前にあるものでした。

特にはるおは、北海道の田舎出身だし、都会よりも貧しく忙しく、大人はとてもイライラしていたように思います。

はるおの実家には、父と母の子供の頃からの写真がありました。白黒で時代を感じますが、大切に保管されているところに、父と母の両親の愛情を感じます。

ノーテンキな父のアルバムには、「かっこいい僕」という文字が書いてありましたね(笑)それと対象的に母のアルバムのタイトルは「高校時代〜あの頃には戻りたくない」でした。初めて見たときは、「まじかっ」と思いましたよ。何があったんだと。

まぁ、時代と家庭環境を考えると、幸せに生きることは難しかったんだろうなとは思いました。その上、あえてアルバムに書いてあるのですから、心のうちを吐き出したいとか誰かに聞いてほしいとか、そういった内なる叫びも感じましたね。

父と結婚して、苗字が変わったときはとても嬉しかったと言っていましたし、精神的に強いわけではない、母の心を苦しめることがたくさんあったのでしょう。そうして、母は母へとなっていったのでしょう。

ちなみに、母の両親、はるおの祖父母は、問題はたくさんある人たちでしたが、孫への愛情は持っている人たちでしたから、はるおはたくさん可愛がってもらいました。

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