

娘のももは小さな頃からずっと、歯磨きが嫌いです。
おそらくですが感覚が敏感なようなので、お口の中に歯ブラシを入れてゴシゴシされることが嫌いなのだと思います。
他にも、大きな音がする家電も嫌がります。掃除機やコーヒーの電動ミル、ドライヤー等を嫌がりますね。
ももの歯磨きの歴史は、「無理矢理素早くやる期」「やる気になるまでずーっと追いかける期」を経て現在の「アンパンマン歯磨き期」へと辿り着きました。
はるおの苦労が見えますが、たくさんの親が苦労しているところでもあるのでしょう。
歯磨きの絵本なんかも見せたりしましたけどね。ももにはあんまり響きませんでしたねー。
数年間は「やる気になるまでずーっと追いかける期」だったのですが、歯磨きをスタートするまでも時間がかかるし、歯磨き中も、ももにより何度も中断されてしまいます。
最近のはるおは、ブログを書き始めたりしていますし、面白い漫画もたくさん無料公開されていますし、ユーチューブも見なければいけませんから、時間が欲しかったのです。
日々の生活の中で、時短になるものはないか常々考えていました。
ある日「ももちゃんのお口がバイキンマンに真っ黒にされているよ!」と言ってみると、ももが食いついてきました。
「大変!歯磨きをしてやっつけなきゃ」と言うと、自分からお口を開けるではありませんか。
そのままのノリで「バイキンマンめー!ゴシゴシしてやるー」と言いながら、歯磨きを続けます。
「バイキンマンが強すぎてやっつけられない!アンパンマンを呼ぼう!」「アンパンマーン!」
「やめるんだバイキンマン!歯磨きマンも連れてきたぞ!」ゴシゴシゴシ‥。
「負けないぞ!もっと真っ黒にしてやるー。」
「そうはさせないぞ!」「アンパーンチ!!」
親は全力でやることが大事です。子供もしらけてしまいますし、本気でやると親だって楽しいものなのです。
「やられたー。バイバイキーン。」
「頑張ったからアンパンをどうぞ」
ムシャムシャするもも。
という感じで、歯磨きは無事に終了します。この後は、長女のねねのお口に入ったバイキンマンをもう一度やっつけておしまいとなります。
この一連の流れを終えると、はるおはヘトヘトです。
とこのように、はるおの子育てというものは、あまり叱らずに時間をかけずに済むように、あらゆる手段を思考します。
叱ってしまうと、子供も親も悲しいし親は自己嫌悪になりがちです。
何とか子と親双方がお互いに楽しんで生活をする工夫をしていく。このために思考をめぐらせるということは、結果的にはコスパがいいだろうと思っています。
ものぐさーはコスパを大変重視するのです。
それに加えて、こういった小さなことでも物事をスムーズに進めることができると、成功体験として自分の自信につながるようです。
さらにそれは自己肯定感の向上につながるようです。
仕事で大きな成果を上げなくても、こういうことで自己肯定感って上がっていくんだな〜と、今のはるおは知っているのでした。
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