

ご飯の前に、お姉ちゃんがお勉強している時のことです。
お姉ちゃんのお勉強中はTVなどつけられないし、妹のももは退屈になってきます。
親もご飯を作ったりと忙しいので、その時はタブレットで少しの間ゲームをしてもらうことがあります。
時間を決めてやっているので、アラームが鳴ったらおしまいです。
しかし、ゲームというものの中毒性はなかなかで、ももはまだ途中で止めることが上手ではありません。
ゲームの時間がおしまいとなり、ご飯の時間となりましたが、ももは「もっとやりたかったー!」と言ってご飯を食べようとしません。
一生懸命ご飯を作って準備を終えたはるおは、少しイラッとしながらどういう対応をしようか考えています。
- 冷静に諭す
- 怒る
- 子供が楽しくなるようなゲームをおりまぜながらご飯に誘う
子供にとっては3が1番嬉しいのはわかっていますが、頭も体力も結構使うのですよね。
疲れていると億劫に感じてしまうのです。そんな時だったのです。
ねねが横からスッと現れました。そしてももにとっても優しく声かけをします。
「ももー、お姉ちゃんももと一緒にご飯食べたいな💖」「ももは〜?」
これに対して、ももは「食べーる!お姉ちゃんだーいすき」と言って食卓につきました。
はるおは、ねねの技に驚きました。まだ5歳だというのに、自分より小さな子供に対する接し方を心得ていたのです。
どういう言い方をすると、相手が機嫌よく同意してくれるかわかっているのです。
保育園で先生がやっていることをよく見ているのでしょうか。
はるおの子供時代は、自分より小さな子供と密に接することなどあまりなかったものですから、小さい子供は少し苦手でした。
子供との接し方は子供ができて初めて考えるようになったのです。
世の中のお姉ちゃんが、なぜだかとても優しい人が多いのがわかった気がしました。
友人も、従姉妹のお姉ちゃんも、義理の姉も、あんなにも優しかったのは、子供の頃から小さきものへの接し方を学んでいたからなのかもしれませんね。
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