世の中には面白い漫画が多すぎる問題〜ダンスダンスダンスール編①

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現在はるおは、好きなことにとことん時間とお金を使ってみようキャンペーン中です。その第一弾として、読んでいるのが「ダンスダンスダンスール」(ジョージ朝倉先生)です。

ジョージ朝倉先生は「溺れるナイフ」が面白かったので、きっと「ダンスダンスダンスール」も面白いんだろうなと思っていました。

でも、結構な巻数が出ているし、読み出したら生活に支障が出てしまうくらい熱中してしまうだろうし、読むのを躊躇してたんですよね。

そんな時にこのキャンペーンが始まったのです。(始めたんですけど)いつか読んでみたい漫画ストックの中で1番上にいたこの漫画を読むことに決めました。

ダンスなどの芸術やスポーツに打ち込む少年少女を主役にした漫画は、たくさんありますが、説明が長かったり、ライバルとのありきたりなやり取りだったり、本当はできる奴なのにウジウジしてる主人公だったりして、そういう作品の場合ちょっと読むことに飽きてしまうことがあります。

この漫画は、さすがはジョージ朝倉先生という感じで、テーマや内容はどこにでもありそうな話ですが、他とは違う魅力がありました。

魅力は色々ありますが、絞るとこんな感じですね。

  1. 青春!青春!青春!!
  2. テンポが良くてダレるポイントがない
  3. 登場人物が魅力的
  4. 素人でも感情移入できる

1番はもう青春の煌めきがすごい!というところなんですけど、ここは長くなってしまうので、明日に回してしまいます。そのほかの2つの魅力を解説します!(解説ブログになっちゃった)

魅力1:テンポが良くてダレるポイントがない

絵が素敵とかその辺は当たり前すぎるので割愛しちゃって、一つ目、テンポの良さについてですが、このパート少し長いなも、短すぎるなもないです。丁度良い読みごこちで、いい感じに感情移入してしまいます。

鬼滅の刃ですら最後テンポ少し早いなと思いましたが、さすがのバランス感覚なんでしょうか。これが途中でやめられない秘密ですね。一気に最後まで読んでしまいます。

長い連載だと、似たようなことを繰り返してるなと思うことがあったりしますが、この漫画はそれもないですね。どの巻も新しくて発見があって、ドキドキしてしまいます。

魅力2:登場人物が魅力的

2つ目は、登場人物が魅力的ということです。基本的に悪い人は誰もいません。考え方の違いや、嫉妬なんかでぶつかったりすることはありますが、みんながみんな自分や相手のことを思いやって行動しています。

そして、現実の世界よりみんな率直です。思いやりを持って厳し目のダメ出しをしたり、愛ゆえに相手を傷つける発言をしたりします。

これが結構スッキリするんですよね。現実の世界では、言いたいことを言わないで、良い未来に向かうチャンスを逃しているような気がすることが多々あります。(悪くなることを防いでいるのかもしれないですが)

もやっとすることを、漫画の中で率直に語ってくれることに、胸がすいて爽快なのです。

そして、主人公の潤平が底抜けに明るくて元気で、後先を考えずに突っ走ります。周りに迷惑をかけながら、でも自分の心にまっすぐで、実際に周りにいたら大変かもしれません。

それでも、はるおは若者はこれでもいいんじゃないかなと感じています。大人になれば、守るべきもののための行動を優先しなければならないし、周りとの調和が必要だったり、諦めなければならないこともたくさん出てきます。

10代の若者は、そのモラトリアム期間を、自由に、力強く、楽しんで生きてほしいと思うのです。

魅力3:素人でも感情移入できる

そして3つ目、素人でも感情移入できる点ですね。テンポの良さを確保しながら、バレエという難解な芸術に取り組む若者に、きちんと感情移入させるところが素晴らしいです。

多分バレエをパッと見せられても、美しさや素晴らしい身体能力については理解できるでしょうが、そこで何を表現したいのか、初見ではわからないでしょう。

それを漫画を通して、読者に教えてくれます。それも説明くさくなく。このように漫画を通してバレエという芸術を見ると、高尚でわかりにくいものから、人間味のある身近なものに変わっていきます。

何百年も廃れずに受け継がれていく素晴らしい芸術を、良くわからないものとして遠ざけてしまうのはもったいないことと思いますし、それを楽しみながら理解することができる漫画にしてくれることは、ありがたいことだと感じました。

続きはこちら。

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