蛇から逃げるときに娘を突き飛ばした母の懺悔

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とあるお休みの日、はるおはいつも通りお弁当を作って公園へ向かいました。

お金をかけずに満足度の高い休日を過ごせる、お気に入りの時間です。

この日はとても暑い日で、日陰がいいねと言うことになりましたので、大きな木が生えている木陰にレジャーシートを引いて、家族でご飯を食べ始めました。

みんなでおにぎりを食べ、おかずのハンバーグと卵焼きもとってもおいしく出来ていて、大満足していたその時です。

夫が大きなカエルを発見しました。普段見たことのない大きさのカエルに少しびっくりして、子供たちから遠ざけるために、足で追い払ってくれました。

カエルはぴょんぴょん遠ざかっていきました。

家族でその様子を観察しているとき、長女のねねが「ヘビ、ヘビ!」と言ったのです。

はるおは、振り向いて手元を見ると、5、60センチくらいある茶色のベビが見えました。

さらにニュルンと手に触れた感覚もありました。

はるおは驚いて「ぎゃー」と言いながら逃げ出したのです。しかし、相当驚いていたようで足がもつれてうまく立ち上がれません。

その時に何かにぶつかった気がしましたが、無我夢中で頭が回りません。

しかし、何とか立ちあがりながら「あれ、今私娘を置き去りにしてない‥?これはやってはいけないことなのでは‥」と考えました。

これは、本当にスローモーションのように、実際にはすごく短時間だったと思うのですが、しっかり頭で考えていました。

ようやく立ち上がって、足元を振り返るとすでにヘビはいなくなっていました。

そして傍ではねねが泣いていました。ここら辺の記憶も曖昧ですが、まず娘よりヘビがいないことを確認していますね。

すぐさま、ねねを抱き上げ「置き去りにしてごめん〜」と謝りました‥。

ねねは「ママ〜大好きだよ〜。ヘビ怖い〜。」と泣いています。

もうはるおには罪悪感しかありません。

あまりに落ち込むはるおを、夫は慰めてくれました。

その後、落ち着いたねねから話を聞くと、ヘビが現れた経緯はこのようなものでした。

カエルを追い払って立っている夫の足の間から、ヘビがニュルンと現れ、レジャーシートの上にやって来たようです。

そうして、ねねが「ヘビ」と叫び、はるおが逃げ出します。

その逃げる際に、ねねにぶつかりねねは尻餅をつき、その時ヘビを踏んづけたようです。

それで、何かしらヘビのニュルンとしたものが手についていないか確認しているところで、ママに抱き上げられたようでした。

はるおは常々、子供たちの為なら命をかけられるものだなと思っていました。

しかし、今回のことで、本当に怖いことがあると娘たちのことも頭から抜けてしまうのではないかな‥と心配になったのでした‥。

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