ホルモンバランスは、人の性格すら変えてしまう破壊力がある話②

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この話の続きです。

はるおは2回出産していますが、2回ともイレギュラーが発生しています。長女の時は、予定日が過ぎても全く生まれる兆候がなく、緊急帝王切開になり、次女の時は、次女がNICUへ入院となりました。

長女出産の時は、出産を促す処置のために長めの入院生活となりました。初めての出産でしたが、夫も入院中になるべく顔を見せてくれるように配慮してくれましたし、何より母乳が良く出ましたので、比較的安定した入院生活ではあったかと思います。

それでも、謎の不安感があるんですよね。「この子が死んだらどうしよう」って常に考えていました。新生児が亡くなることは、ごく稀にはあると思いますが、今の時代それほど頻発するものではありません。

ほぼ起きるはずのないことを、心の片隅でいつも心配しているのです。普段なら、不安に思わないようなことが気になってなんだか落ち着かなかったり、また、逆に仕事が忙しいながらにも毎日病院に顔を出してくれる夫への感謝が溢れ出る感じもありました。

下がる気持ちも上がる気持ちも、いつもより振れ幅が大きくなっていたのです。

「この状態で、気持ちが下がるような出来事があると、深海まで気持ちが落ちていってしまうだろうな。そうか、産後クライシスが起きるのは、これをきっかけとして起きていくのだろうな」と感じました。

つまり、はるおも産後クライシスが起きるポテンシャルは十分にあるが、たまたま外的要因がそれを発生させていないだけだなと認識しました。

この時、色々なことが腑に落ちたのです。

生理でしんどいときに頑張る必要もないし、妊娠や授乳で体調が思わしくない時は休めばいいし、これから更年期になってきて、いつものように働けない時は、のんびり働くようにしようと考えました。

どんな時でも、いつも一定の成果を出さなければならないと感じていた、自分の思考を変えることにしたのです。

はるおが子供の頃は、はるお母が「女だって男と同じように働かなきゃいけないんだから体力が大事」などと言っていましたが、男性と同じように働く必要などなかったのです。

今考えたら、自分は働いてもないのに、よう言うたなって感じですけど(笑)

今の社会は、男性が作り上げてきた仕組みがベースとなっていますので、男性にとって最適化されているように感じます。

ただ、女性がその仕組みで働いて、無用に生産性を落とす必要はなかったのです。女性の能力が最適化される働き方を考え、その働き方を実現するために全力を出せば良いのだと、出産を経て気がついたのでした。

たとえば、生理前や生理中に体調が悪くて、仕事が思うように進められない自分を責める必要などどこにもありません。ホルモンバランスが崩れているときに無理するのはマイナスでしかありません。ここで無理すると、本来回復すべきタイミングでパフォーマンスが出せないからです。

生理じゃない時にパフォーマンスが上がるのだから、ならしで見て十分な成果をあげるように考えて行こうという思考になりました。

子供が成長する時も、ホルモンバランスが変化しながら徐々に成長していくのでしょう。その過程で、怒りっぽくなったり、泣き虫になったりすることもあるのかもしれません。

その子供自身ではどうしようもできない気持ちを責めても、いいことはないのではないかと感じています。

今、苦しい気持ちなんだろうな、時間が経てば収まっていくんだろうな、という気持ちで見守っています。

ちなみにはるおは、親族から「子供を叱らなすぎる!叱らなきゃいい子にならない!」と言われたことがありますが、この時のはるおの中で生まれた怒りはいつか記事にします(笑)

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