

さて、はるおは完全なるスマホ中毒ですね。
主にキンドル、ツイッター、インスタ、ヤフーニュースの虜です。
仕事でちょっと疲れた時に、じゃあ何するのかって言うと、スマホをポチポチしたくなるわけです。
スマホはポチポチではなく、スワイプだからシュッシュかもしれませんが。
まとまった時間を仕事に費やして、休憩時間にちょっとスマホを見るくらいであれば、大した害はないのでしょう。
しかし、スマホのアプリは人がアプリにのめり込みやすいよう設計されているようです。
最新の脳科学の研究者をアプリの開発チームに参画させ、ユーザの脳内にドーパミンを大量放出させるような仕組みを、巧みに組み込んでいるようです。
ツイッターを開くと、自分の呟きに反応がある場合、通知が上がりますよね。
その通知は、即座に表示されるわけではなく、一瞬のタイムラグがあり、それから表示されます。
この一瞬のタイムラグこそ、我々の脳にドーパミンを大量に放出させるための、研究し尽くされた仕組みなのです。
タイムラグなしに表示させることができるにもかかわらずです。
また、ツイッターを更新するときの上から下へのスワイプも、スロットマシーンに似せているようです。
ですので、ちょっと隙間時間にスマホを触っただけでは終わらず、ドーパミンの快楽を再び得ようと、その後もついついスマホをいじり始めてしまうのです。
このようにあらゆる手段で我々をそのアプリに引きつけ、広告をクリックさせてやろうと企む企業の思惑に、人間が抗うのは容易なことではありません。
大金をかけて最新の研究を駆使して作られているわけですからね。
意思の力で回避することはほぼ不可能と言えます。
人間にできるのは環境を変えることだけでしょう。
一番良いのはスマホを持たないことですが、仕事などでもスマホを使うことがあり、一朝一夕にはできないのが現状です。
今回はるおは、スマホをテレビボードの引き出しにしまうことにしました。スマホが見えないだけで、随分とマシなようです。
- スマホは決まった時間に使う
- スマホは寝室に持っていかない
一旦はこのルールで行ってみようと思います。
「今回は」と言っていることからもわかる通り、何度も失敗しています。
果たして今回はうまくいくのでしょうか。
乞うご期待!
ちなみにですね、スマホアプリで新しい情報を得られるかもしれないと感じたときに、ドーパミンが出る仕組みというのは、狩猟採取時代のサピエンスの進化の名残なんですよね。
狩猟採取時代に、人は食べ物を探したり、あるいは狩りをしたりする暮らしをしているのですが、毎日十分な食事にありつけるわけではありません。
人は空腹でいる時間の方が長かったのです。
そんな時に「あの木の上にはここからでは見えないけれども、もしかしたら甘い木の実がなっているかもしれない。登ってみよう。」と考え行動する好奇心の強い個体がより生存率が高かったことが原因のようです。
この強い好奇心に導かれて行動する個体は、食べ物にありつけるのかもしれないという期待を感じたときにドーパミンが大量に放出されます。この仕組みにより、他より多くの食料を獲得することができ、生存率が上がったのです。
我々はこの好奇心の強い個体の子孫なのです。
そのために「もしかしたら何か素晴らしい情報(価値のある何か)が得られるかもしれない」というシチュエーションでドーパミンが大量に放出され、ついついスワイプしてしまうのです。
我々の祖先が狩猟採取の時代を生き延びることに貢献した仕組みに、現代を生きる我々が苦しめられているのは、ある種の皮肉を感じるものですね。
コメント