鬼滅の刃への愛を語る

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鬼滅の刃は妊娠するもっと前から読んでいました。そのアニメを子供も見るようになるとは、感慨深いですね。はるおが読み始めた頃はまだニッチな鬼漫画という感じで、さほど世の中に認知されていない感じでした。

例のごとく、キンドルの1冊無料版を読んで、そのまま全部買っちゃうパターンですね。アマゾンさんの戦略に完敗ですよ。

ワンピースはそれほどハマらなかったはるおが、鬼滅の刃にはなぜハマるのかというと、現代社会の他者との関わりに少し疲れている大人にとって、感情移入しやすい設定だと思うのです。

ただ単純に悪い鬼が人間を襲うという構図ではなく、鬼になってしまう背景があって、それは人間の弱さだったり、悲しみだったり、欲だったりします。鬼になる人間というのは、現実の世界で悪いことをしてしまう人間と重なるわけです。

現実世界の話としてもありふれた話で、完全なるファンタジーという感じではありません。

その人間の負の感情にもフォーカスし、炭治郎は自分だってその負の側面は持っていて、いつ鬼になるかはわからないということを理解しています。その上で鬼と対峙していますから、鬼のやったことは許さないけれども、鬼になったことを後悔している鬼に対しては優しい心を向けるのです。

残酷な世界に対して、炭治郎の優しい心が、対比的にとても美しく描かれているのです。

現実の世界では、何か失敗をした人、罪を犯した人を許さない、徹底的にたたく世の中ですよね。そんな世界に疲弊した大人を、炭治郎は優しく包んでくれるのです。

そこが、はるおの心が鬼滅の刃に共感する理由なのでした。

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