

保育園では、毎日たくさんの制作をしているようです。
塗り絵をしたり、折り紙を折ったり、紙を丸めて棒をたくさん作ったりしているようです。
先生たちは制作がとても上手ですから、子供たちに折り紙でコマやリボン作って渡してくれるようです。
先生からもらったものや、教えてもらって自分で作ったものを、毎日たくさんたくさん持ち帰ってきます。
カバンから出して「上手に色を塗ったね」「この折り紙はねねが作ったの?手先が器用だねー」など、親子の会話をしたりしますが、問題はその後です。
毎日大量に発生する制作物をどう管理していくか。
これはとても上手に作れたからとっておこう、こっちは捨てていいかな‥。と判断するのは、なかなかの労力なのです。
自分のものだって、捨てるという判断は勇気がいるものです。それが、自分以外の人のものであればなおさらです。
それが2人分の速度で増えていきますからね。
週末には、ゴミ袋を片手に捨てられるものを探しますが、なかなか疲れる作業となります。
以前職場の先輩から「主婦の相談てどうでもいいことが多いんだよね‥」という愚痴を聞いたことがあります。
妻や子供の心に寄り添ったことがない人は、そう感じるかもしれません。
しかし、実は仕事の判断よりも、大切な人の心に寄り添おうとする判断の方が、大変なものなんですよね。
はるおがそれに気がついたのは、子供が出来てからです。
子供ができて薄っぺらかったはるおの価値観に、深みが出たことは間違い無いでしょう。
子供を育てるという負担と引き換えに手に入れることができた、得難い経験なのでした。
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