幸せになるための方法

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はるお母の話です。世の中は基本的には、悪い人が多く常に警戒をして生きていかなければと考えているような人ですね。とても不安感が強くて、心配しすぎて「こんなに心配かけて!!」とよく怒られました。怒られた側からすると、突然怒られるわけですからわけがわかりません。

随分と反感を持ったものです。こちらも人間ですし、一般的に考えて著しくおかしなことをやっているわけではなかったはずなのに、突然怒られるのですから。

今考えると不安障害的なところもあったのかもしれません。いつも何かを心配していました。こんな世の中を生きていかなければいけないなんてあなた方の世代はかわいそうだね、というような発言もありました。

新聞やニュースをよく見て、いろんな情報を仕入れては、あれに気をつけなければいけない、これにも気をつけなければいけないと言って、家族に注意を促していました。そのくせ、本人は専業主婦ですから、家族や近しい友達以外との付き合いもありませんから、あまり世の中のことを知らなかったのではと思います。

メディアを通して得た知識をもとに、ネガティブな情報をたくさん収集しては、それが、本当の世の中とどうリンクしているのかを分析したり考えたりせず、仮想の世の中を恐ろしい物として作り上げていったのかなと思います。

メディアは多く読まれることが第一ですから、視聴者が食いつくようなネガティブでドラマのあるニュースをより時間をかけて取り扱うでしょうし、多少の脚色も加えるでしょう。それを本当のこととして認識してしまうのですから、とても恐ろしいことです。

じゃあどうしなければいけなかったのか。

はるおは、自分の目で見て考えて自分で体験するしか無いと思います。嫌な思いや悲しい思いをするかもしれませんが、生身の人間と繋がっていくしか無いと考えています。自分で快適に作り上げたテリトリーを出ることは大変な事でしょう。まして、何年もまともな人付き合いをしていない母なら尚更です。

60歳を超えた母に、外に出て人と繋がっておいでともなかなか言えません。でももし、外に出て新しいコミュニケーションを始めることができたなら、世の中の人って優しい人たくさんいるなーって気がつくんじゃないかと思うのです。

コメント

  1. ちゃんちゃん より:

    昔は今と違って得られる情報も限られてたから尚更だったかもしれないですね。
    そして親も他人だから、幸せになってほしいと思いながらも変えることは出来ないって感覚はとても共感です。

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