組織を変えることは困難

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はるおの会社は大きな会社のため、いつも何処かでトラブルが起きています。

はるおの周りでは、ここ数年は穏やかに過ごせていますが、規模が大きくなれば、大抵何らかの問題が発生するものです。

はるおや夫は、比較的リスクを大きめに見積もるタイプですので、ひどいトラブルになるということは少ないかもしれません。

その分大きな利益を得るチャンスも少ないということですが。

はるおは名誉よりも穏やかな人生に価値を感じていますので、今の状態が心地よいのです。

社内で話題に上がるような、大きなプロジェクトというものは、常にトラブルと隣り合わせです。

大きな売り上げの影には、その裏でメンタルを壊してしまう責任感の強い人というものが何人もいたりするものです。

最悪の場合は亡くなってしまう人もいます。

大きなプロジェクトの失敗というものは、リーダによるマネージメントのミスが最大の原因になります。

しかし、責任感の強い人、特に若手は、そこまで全体を把握できないことも多いものです。

上司やお客さんから叱責されると、自分の能力の問題であると感じてしまう人も少なくありません。

この間、夫は電話ごしにとても怒っていました。

プロジェクトがトラブルを起こし、顧客のパワハラがひどくなり、若手や中堅がどんどん倒れているという話を聞いたようでした。

可愛がっていた若手のメンタルが心配で怒り心頭のようでした。

夫の主張は、顧客も問題だが、それに対して我々の会社が何も手立てを講じていないことに怒っているようでした。

上司は売り上げが上がっているから、数人メンタルを崩そうがしょうがない部分はある。というスタンスのようです。

夫は「考えられん!」と言っています。

はるおの感想はというと、会社なんてそんなもんだろうという気持ちでした。

メンタルを崩した人が、何人か出ようが、会社や上長が助けてくれるわけはありません。

どこかから別の人を入れておしまいのはずです。

もちろん夫の怒りはわかりますが、会社なんてそんなもんだというのが十数年会社と付き合った感想だったのです。

逆に夫が、会社は正しくあるべきと思っているところに驚きました。

理想論が通用する組織もありますが、ところ変われば通用しない組織もあるのです。

夫は、割と長いこと真っ当なお客さんと一緒に仕事をしており、理不尽な目に遭うことは少なかった気はします。

はるおは、理不尽なものをたくさんみてきました。

体調も崩しましたし、友達として接したら普通の優しい人が、パワハラをしてしまうのもみてきました。

はるおが若い人に伝えたい言葉は「社会も会社も個人を助けてはくれない、健康が一番大事だから不調を感じたら今すぐ逃げて」という言葉ですね。

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