



西原理恵子さんの「毎日かあさん」の中で、息子のかんちゃが「行かないでー!楽しかった今日!!」と叫んでいたシーンがあったような気がします。何年も前に読んだ本で、現物が実家にあるので、間違えてるかもしれませんが。
毎日が楽しくて、一日が終わるのがもったいなくて残念でしょうがないという、子供時代のエピソードですよね。
このエピソードは、はるおの心に深く残りました。毎日終わってしまうのがもったいないと感じられるほど、人生を楽しめるなんて素敵なことだと感じたのです。はるおが子供の頃は少し退屈を感じていた記憶があるのですが。
ところが大人になり、ブログを書き始めてからは、「今日もたくさん書きたいことがある。デジタルお絵かきの勉強もしたい。勉強をしたことを試したい。文章を書くことも楽しい。自分の気持ちを一言で表現する美しい日本語を知りたい。」という気持ちが生まれたのです。
やりたいことが後から後からあふれてきて、それを試してみる時間はとても楽しくて、はるおに許された隙間時間は一瞬で過ぎ去ってしまいます。
毎日とても充実していて、あれも試してみたいこれも試してみたいと、やりたいことがありすぎて追いつけない状態です。
あぁ、もっと今日とういう時間を過ごしたい、まだまだやりたいことがたくさんあるのに!
そんなふうに過ごしていて、ふと昔読んだ「行かないでー!楽しかった今日!!」のセリフを思い出したのです。
あのセリフは、この気持ちから生まれるんだなと気がついたのです。
はるおは、記憶の中にあるあの言葉を「子供だけに許された、大人には感じることのできない、特別な感情を表した言葉」だと思っていました。
大人になると忘れてしまう、一種の幻のような感情だと思っていたのです。
ですが、それは大人になった今でも、自分の選択一つで感じることの出来る感情だったのです!
自分が夢中になれるものを探し、そのためにコストや時間をかける選択をする。そうすることで「行かないでー!楽しかった今日!!」と思える今日を生きることができるのです。
なんて素晴らしいことでしょう!
日本中の大人に蔓延している、あのすべてを諦めた空気。それを少しの工夫と行動で、子供の頃のようなワクワクした日常を取り戻すことが出来るのです!
これを感じた時のはるおは思わず、ゴールデンカムイの辺見和雄くんになってしまいましてね。シャチに投げ飛ばされながら「最高だ!」と叫んでるあれです。
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