野獣はいつか人間へと成長する

スポンサーリンク

次女のももは、長女に比べて、少しだけ手がかかりました。

とても気が強く、お姉ちゃんに喧嘩を仕掛けることは、よくありました。

保育園でも体格が大きいほうで、クラスの中でガキ大将のような存在感でした。

2歳の頃はなかなか厄介で、保育園で友達と喧嘩をしたということはよくありました。

長女のねねはこのようなことはなかったので、はるおは少し疲れ気味でしたね。

今日はどうだったのかなぁという不安が、いつも頭の片隅にあったのでしょう。

夫などは、真面目な性格で頑張り屋さんですから、人から怒られたことはほとんどありません。

そのため、もものことで保育園の先生に注意されて帰ってくると、傷ついていました。

自分のことはいくらでも改善できますが、子供のことは親がなんとかすることは難しいものですよね。

それに、もも側の言い分だってあるかもしれませんから、はるおが目で見ていないことは、頭ごなしに叱ることもしたくありませんでした。

この頃は、朝保育園にいく前に「お友達に噛み付いたり、叩いたりするのはいけないことだよ。」と言い聞かせてから登園させていました。

はるおにできることは根気よく対話するくらいのものでした。

ただし、ももが現行犯で他の人に手を出した時には、普段は出さないような大きな声で叱ることもありました。

もともと、大きな声が出せずボソボソ話すはるおですが、この頃は喉が痛かったことを覚えています😂

そんなももも3歳になった頃から保育園で怒られることはほとんど無くなっていました。

家でも手が出ることは少なくなってきていました。

そしてある日お迎えに行くと、保育園の先生とももがニコニコしながら、ママを待っていたのです。

先生は「ももちゃん、ママにあの話してもいい?」と聞いています。

ももは「今日は、お友達におもちゃをあげました!喜んでくれました!そして、先生のお話は聞こうねって言いました!」と元気に教えてくれました。

先生が整理して伝えてくれた内容は以下でした。

  • ももが、お友達のおもちゃの取り合いの仲裁をして、喧嘩がおさまった
  • 「先生のお話は聞こうね」とお友達に伝えてくれた
  • 小さなお友達に優しく接してくれた

はるおは、嬉しくなってしまってほんのり泣きそうになりながら、家路についたのでした。

手がかかる子というものは、確率論的に一定数いると聞いたことがあります。

子供はすくすく育つようですが、親は少し大変だったりするでしょう。

しかし、その分成長して優しい行動をとってくれた時の喜びは大きいものです。

少し手のかかる可愛い野獣を育てている同士の皆様、ゆっくりとですが、確実に子育ての夜は明けていくようです。

この苦労も、もうしばしの間かもしれません。

その時まで一緒に頑張りましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました